光るボックスが浮遊する共創エリア
臨床検査薬メーカーの研究所である栄研化学総合研究センター北棟にて
ModuleX®をご採用いただきました。
栄研化学株式会社の研究部門が集約した新しい研究所は、
実験エリア・事務エリアからなり、その中央にある三層吹き抜けの共創空間
には、実験器具や物品を実験室間で出し入れするパスボックスからヒントを
得た、実験エリアと事務エリアを繋ぐヒューマンスケールのパスボックスが
計画されました。
これらのボックスは、研究者の行き来やコミュニケーション、リフレッシュの場
として活用され、光を纏ったボックスから広がるグラデーションの光が
空間の明るさを補うと共に研究所を象徴する役割を担っています。
研究者の知的創造性を高め、そのためのコミュニケーションを活性化させる
ことが、この研究所のコンセプトでありました。
そのための新しい場であるこれらのボックスにおける研究者の多様な
アクティビティを象徴させるために、色彩計画とともに、光のあり方も慎重に
検討されてきました。
そして、機能的な照明でありながら、空間の価値を最大化するための光の効果に
ついて、建築設計者とともに議論を重ね、いくつものシミュレーションも
繰り返した結果、空間の価値を最大化するため
当社独自開発のModuleX®Lighting Methodを用いて照明環境デザインを
行いました。
当物件はCASBEE建築(新築)Sランク、CASBEE-スマートウェルネス
オフィスSランクを取得しており、研究所特有のデザインアプローチが評価され
2023年度グッドデザイン賞、2024年照明施設賞を受賞いたしました。
プロジェクト名 | 栄研化学総合研究センター北棟 |
建築設計 | 株式会社竹中工務店 |
ModuleX ソリューション フォーメーション |
プリンシパルライティングデザイナー 森川圭太 |
主要器具 | ConsciLed、ModuleX Controls、ModuleX80 |
所在地 | 栃木県下都賀郡野木町野木143 |
URL | https://www.eiken.co.jp/ |
プロジェクト名の敬称は省略させていただき表示しています。