規則性と柔軟性の両立
自動車分野を中心に、ものを「つくる」ための生産システムを「つくる」ことで
世界の製造現場を支えてきた古川製作所様 本社オフィス棟にModuleX®を
ご採用いただきました。
全フロアの外壁はガラス張りで仕上げられており、辺りに遮る物のない環境は、
建物内に自然光を非常に多く取り込みます。
建築デザインは、ドットやラインによる規則性を用いた空間の作りを行って
おり、照明計画についてもその考えを踏襲した形をご提案し、
どのような平面レイアウトでも、基本的には同じ光環境を提供することができ、
運用のなかでレイアウトが変更になっても柔軟に対応することが可能です。
執務空間の実用性確保のためブラインドなどを用いたウィンドウトリートメント
を考慮し、また、吹き抜け天井の空間にはスペクトル変化機能を持った
当社の注文製品であるMOTIF BESPOKEによる照明器具を設置しています。
環境制御技術であるModuleX® Controlsと
当社独自開発の照明設計技法であるタイムシークエンスデザイン®を用いて
ウインドウトリートメントと照明器具が連動した制御を行うことで、
時間の流れ・その環境で働く人々の動きに伴ったオフィス空間を
作り上げています。
規則性という一見無機質に感じられるデザインテーマではありますが、
建築デザインと一体となった規則性のある照明配置は、建物の外から見ると
フロアの重なりを際立たせ、内部空間の奥行きと立体感を生み出し、
建築デザインの意図を最大限に引き出した光環境が出来上がりました。
プロジェクト名 | 株式会社古川製作所 本社 |
建築・インテリアデザイン | 有限会社スキーマ建築計画一級建築士事務所 |
ModuleX ソリューション フォーメーション |
チーフデザイナー 林真理子 システムインテグレーション 上野悟 |
写真撮影 | 太田拓実 |
主要器具 | ModuleX Controls、ModuleX100、ModuleX60、MOTIF Bespoke |
所在地 | 群馬県太田市脇屋町1029-3 |
電話番号 | 0276-49-6761 |
URL | https://furu1940.co.jp/ |
プロジェクト名の敬称は省略させていただき表示しています。