歴史を刻む建築に寄り添う照明美
大阪市中央区にオープンした、一人のジュエリーデザイナーが手がける
性質の異なる2つのブランド「LORO」と「1117」にてModuleX®︎を
ご採用いただきました。
店舗が入るビルは、1930年に商社の支店として建築され、外観の石張りや
タイルなど随所に昭和初期の意匠が施されており、登録有形文化財にも
指定されている建物です。
建物の持つ品格を活かし、ジュエリーストアでありながらも
美術館や博物館のようにゆっくりとプロダクトに向き合える場所を作りたい
というご要望でした。そのため、当社独自開発の照明設計技法である
視野角内ライティンクモデュレーション®を用い、空間のどこにどれ位の
光エネルギーを与えるかを検証した照明計画を行いました。
中央のラインを境界にして、ディスプレイケースが並ぶ「LORO」のスペース
と、大判の接客テーブルがある「1117」のスペースに分けられており、
それぞれ意匠の異なる大きなペンダントライトが、2つのブランドを
際立たせています。
高い天井に対しては中央のH型鋼からマグネット取付けスポットライトで上方向
に照射し、テーブル面にはペンダントライトのみでは不足する照度を
スポットライトで補う設計を行っています。
環境制御にModuleX®Controlsを用いることで、ペンダントライトに最適な
輝度を与えながら必要な照度を確保し、落ち着ける輝度、照度バランスを
実現しました。
プロジェクト名 | LORO / 1117 大阪店 |
設計 | ケース・リアル株式会社 |
ModuleX ソリューション フォーメーション |
シニアデザイナー 四方和宏 チーフプランナー 熊澤祐弥 |
写真撮影 | 志摩大輔 |
主要器具 | ModuleX Controls、ModuleX100、ModuleX60 |
所在地 | 大阪府大阪市中央区南船場3丁目2-6 |
電話番号 | 06-4708-3793 |
URL | https://loro.tokyo/ |
プロジェクト名の敬称は省略させていただき表示しています。